ZUAN&ZOKEI by Makoto Kagoshima

絣

久留米絣(がすり)は、福岡の筑後地方を中心に発展し200年の歴史をもつ伝統工芸。括り(くくり)と呼ばれる技法であらかじめ染め分けた糸(絣糸)を用いて製機し文様を表します。30以上もの行程を経て、約3カ月をかけて作り出されます。

伝統の技法を守り応用しながら新しい視点でものづくりをする久留米絣の織元、下川織物により、鹿児島睦の図案が“織り”で表現されました。 

絣のスケッチ

鹿児島睦が糸の染色まで考慮したスケッチを作成。

絣の設計図

糸の太さに応じてタテ糸の本数を決め、織密度や糸の収縮率を計算して横糸の本数を割り出し図案用紙に描く。

糸のイメージ 折機のイメージ

図案用紙を元に、縦糸、横糸それぞれの柄になる部分に、糸を巻きつけ括って(くくって)いく。縦、横、それぞれに染色する。染め上げた糸のうち縦糸は織機に、横糸はシャトルにセットし織っていく。横糸を1つ織り上げるごとに1パターンの柄が生まれる。織り上がった反物は、湯通し、水洗い、竿干しのあと整反し完成。

竿干しのイメージ 完成した絣のアップイメージ