ZUAN&ZOKEI by Makoto Kagoshima

vol.3 ペーパーアイテム Q2 ポスターやポストカードはどうやって作ったの?

Q2 ポスターやポストカードはどうやって作ったの?

ZUAN & ZOKEIのプロダクトの成り立ちや誕生秘話を、鹿児島睦とともにたどる Talk with Makoto Kagoshima。Vol.3は、ペーパーアイテムです。

b:2013年に最初の「鹿児島睦の図案展」をしました。鹿児島睦の作品の魅力は図案にあるとして、絵柄の魅力を伝える展覧会です。

:最初のペーパーアイテムは、ポスターとポストカードでした。

b:ぺーパーアイテムの成り立ちは、ふた通りありましたよね。

:はい。作り方は大まかにいうとふたつあります。ひとつは、鹿児島さんの一枚もしくは複数のうつわから、図案を抜き出し、僕がデザインで再構成するものです。

b:お皿から図案を抜き出すというより、作品からお皿のフォルムをなくしたらどうなるかという表現のほうが近いですか?

:そうですね。僕はそういう考え方で取り組んでいました。

花のモチーフのポスターの写真

b:一番最初に、前田さんが提案してくれたのは、花のモチーフを並べるというこのポスターでしたね。

:お皿のフォルムを完全になくすとしたら、真っ白や真っ黒の地色の上に絵柄を置くのがいい。そうすれば、おのずと図案に目がいくだろうなと思ったんです。

b:なるほど。

:それで、まずは、花のモチーフを並べてみました。そうしたら、思っていた以上に自由で楽しいかんじになったんです。それで、今度は、いろんな花の図案を組みあわせてみようと。

鹿:この花のモチーフは、同じ形のお皿の連作からとったものですね。一枚一枚違う花が描かれた板皿の図案です。

:お皿だと、一枚ずつ違うものが描かれているけれど、ポスターなら複数のお皿の図案を一斉に構成することができます。

b:鹿児島さんの作風をハンドメイドのお皿とは、また違った形で表現するのに、ぴったりなモチーフでしたね。図案展で展開する最初のプロダクトという意味でも面白かったと思います。

鹿:陶芸では、丸いお皿に描くことが多いので、ポスターのグラフィックとして、四角い面に再構成するというのも新鮮でしたよ。

ふたりで話している写真

:最初は、鹿児島さんが描いたモチーフを、僕が勝手に動かしていいものかと不安がありましたけど(笑)。

鹿:動かしなされ、動かしなされ(笑)。

:ありがとうございます。

鹿:前田さんには、biotopeでの最初の個展からアートディレクションをしてもらっていて信頼しています。どんどんやってください。前田さんがやってくれるという喜びはとても大きいんですよ。

:ポスターやポストカードについてはとくに、どの図案を使い、どう再構成するかなど、ほとんど僕に任せていただいていますよね。それも嬉しいです。

b:図案展では、会期の前半には、壁面を使った展示で、図案の成り立ちやプロダクトの作り方をお客様に知って楽しんでもらい、後半に1日だけハンドメイドの作品を展示する日を設けました。

鹿:図案の展示と一緒に、お皿も数点飾って、ゆっくりと鑑賞していただくことができたと思います。

b:おかげさまで、図案展は、1年目からとても好評でした。

:図案展のテーマに合わせて、ペーパープロダクトも毎年進化しています。図案を再構成していくのは、やればやるほど面白いです。別々のうつわから、サンゴとか魚とか、海に関するいろいろな図案を集めて再構成させてもらったこの魚のポスターも楽しかったな。2回目の図案展のときのプロダクトですよね。

鹿:このときは、ハンドメイドのお皿にも、魚をたくさん描いたんですよね。

b:そうでした。2014年の図案展です。この魚の図案でペーパーナプキンも作りましたね。

次回は、その他のペーパーアイテムのお話です。

お魚のポスターなどの写真

Talk with Makoto Kagoshima vol.3 ペーパーアイテム

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