ミンクの毛皮のコートなどミンクの毛皮の買取相場や売る際のポイント、おすすめの買取店についてなど見ていきたいと思います。
ミンクは毛皮に詳しくない方でも名称は聞いたことがあるという方が大半で、高級毛皮として非常に知名度が高いのが特徴です。
保湿性に優れており、毛質も滑らかで耐久性もあり、光沢性と染色のしやすさがあることから衣類での利用にマッチした毛皮と言えます。
コート類で使用されていることが多いですが、ストールなど小物類にもたくさん使われています。
このページでは、そんなミンクのコートなどの毛皮アイテムの買取相場や高く売るポイント、買取店なんかを見ていきます。
ミンクの毛皮は比較的高く売れる方である
毛皮の買取というジャンルの中においてはミンクの毛皮は査定金額が高くつく方であると言えるでしょう。
もちろんブランドや毛皮の良し悪し(状態)にもよるところはありますが、毛皮の需要が落ちている中にあってもミンクは買取店からも歓迎されるので比較すると良い値段で売れると考えても良いです。
ミンクはグローバルで見た際に需要があるので毛皮買取の中においては金額が出しやすいと言えます。
ミンクの毛皮のコートなどの買取相場
売る方・買う方双方の需要が最も高いミンクのコートの買取相場を種類ごとにまずは見ていきましょう。
ブラックグラマ
ブラックグラマは北米のミンクの養殖団体「AMERICAN LEGEND」の称号で、ブラックミンクの最高峰の上質な品質のミンクです。
人気が高く需要が高いので買取業者でも割と高い査定金額が出る傾向です。
毛皮の状態の良し悪しで大きく買取金額は前後しますが、ネーム入りだったり、裏地が黄ばんでいたりしてもそれなりの金額で買取してくれるケースも多いですが、ここでは比較的状態の良いコートであるという前提で買取相場を見ていくこととします。
まず、ロングコートであれば5万円前後の買取金額は期待できると言えるでしょう。
ショートコートでも1万円~3万円程度の買取金額が期待できます。
ブランド買取で有名なブランディアのブラックグラマの買取実績を参考にさせて頂くと、同社での平均査定額は17,765円(状態の良い物悪い物、コート、小物等合わせて)という結果が出ているので、一定以上の金額で買取されることはご理解頂けるものかと思います。
サガミンク
サガミンクは毛皮生産者団体「サガファー」が展開する称号で、ミンクの中でも最高品質の一つと言われています。
日本国内ではもちろんのこと海外でも人気であり、サガミンクのコート等は非常に高い金額で取引されています。
サガミンクの品質を示すランクが3種類あり、「SAGA LUMI ROYAL」、「SAGA ROYAL」、「SAGA saga furs」となり、ROYALあたりだとかなり買取金額も高いです。
先ほどのブランディアでの実績を見てみると、サガミンクの平均査定額は約10,479円(2022年1月時点)となっており、比較的高い金額が期待できることがわかるかと思います。
先ほど記載した通り、状態の良し悪しとラベルのランク等にもよってきますが、高価買取は期待して良いかと思います。
なお、参考までにサガミンクのコート(ロイヤル)であればだいたい3万円前後の買取派期待できるのではないでしょうか。
エンバミンク
エンバミンクも比較的値段が付きやすい毛皮です。
アメリカミンク養殖協会の国際ブランドとなりますが、サガミンクやブラックグラマ等より比較的手頃と言えますが、それでもエンバミンクのコートで1万円~3万円程度の買取金額になったりします。
それだけ需要が高いと言えます。
ミンクの毛皮のショールなどの小物類の買取相場
コート類が最も多いのですが、マフラー、ショールなどの小物類の買取も多いと聞きます。
小物類に関しては簡単に記載させていただきますが、概ね数千円から1万円台の買取金額と想定しておくのがよいでしょう。
サガミンクのショール等は1万円台後半といった買取事例もあるようです。
わからなければとりあえず査定に出してみるのがおすすめ
ミンクの毛皮と言っても様々なブランド・称号・種類があります。
あなた自身がそんなに毛皮に詳しくないというケースもあるかと思いますが、どこの買取業者も査定は無料でしてくれます。
査定金額が思いのほか安かった、その金額なら売りたくないというケースがあればキャンセルしても大丈夫ですし複数店舗で比べても大丈夫です。
なので、よくわからない、というケースであったとしても、とりあえず査定に出してみるのが良いかと思います。
ミンクの毛皮はどこの買取店に査定に出すのが良いか?
査定に出すとは言っても、どの買取業者を利用すればいいのか悩ましいというケースもあるかもしれません。
毛皮の買取査定で注意しなければいけないのが、実物を実際に見てもらわないと正しい金額がわからないというところにあります。
何度か記載した通り、毛皮そのものの状態がとても重要なので、例えば最近流行のLine査定やWeb査定等をしてもらったとしても、実際の買取金額と大きくずれることがあるので注意が必要です。
また、昨今押し買いや不当に安く買い叩く悪徳業者もいるようで、買取関連のトラブルは増えています。
高く売ることも大事ですが、トラブルに巻き込まれるのは一番やっかいなので、信頼のおける業者を利用するようにしましょう。
基本的に大手で毛皮の買取に力を入れているところを利用するのが最も安全であると言えます。
※ただし、大手だから一番買取金額が高いとは限りません。
いくつか毛皮買取に関する評判・口コミを頂く中で、毛皮買取福ちゃんの買取満足度や対応の評判が良い傾向にあり、ミンクの高価買取実績も豊富なので、もし迷うようであれば査定をお願いしてみると良いでしょう。
どのような買取店を利用するにしても、最低限毛皮に詳しい査定士がいる(毛皮の買取を行っている)ところを利用するようにしてください。
なお、もし買取店を探しているというケースがあるようであれば以下もご参考ください。
ミンクの毛皮のコート類を査定に出す際の注意点
普段からしっかり手入れをしているケースでは問題ありませんが、多くの方が何年も利用しておらずタンスにしまいっぱなしという状況ではないでしょうか。
査定に持っていく前に最低限やっておいた方が良いところを紹介しておきます。
保証書等を忘れずに
サガミンクなど人気のミンクのコートなどを売るといった際は高値がつくものですが、それらを証明する保証書やタグ等があれば一緒に査定に出すようにしてください。
希少価値の高い物であればそれが本物であるという証明をするための書類があるはずですので探しておきましょう。
無いと減額の対象となります。
陰干しなどの最低限の手入れはしておく
ミンクの毛皮も長い間しまいっぱなしというケースではかび臭くなってしまったりしている可能性もあります。
そのため、数時間か半日程度陰干しして嫌な臭いを取るとともに、ブラシで簡単に汚れを落としておくと良いでしょう。
※わざわざ査定のために専門のクリーニングに出す必要はありません。
劣化を避けるために1日でも早く査定に出す
需要の高いミンクの毛皮ですが、やはり劣化が進めば進むほどどうしても査定金額は落ちてしまうものです。
大切に管理
古い物(バブル期のもの)だからといって諦めない
一般的に昭和のバブルの時のかなり古いブランドアイテム等は買取不可というケースもあるものですが、ミンクの毛皮に関しては毛皮そのものに価値があるので高く買取される傾向にあります。
昔のものだからどうせ売れないでしょ、と思っている人も多いのですが、意外と値段がついたりすることもあるので、査定に出してみることが重要です。
裏地の汚れなどはあっても買取される
上記の古い物と関連しますが、古いものほど損傷が激しいというケースが多いかと思います。
まず、毛皮ではなく、例えば裏地の部分やファスナーの部分などが汚れているといったケースがあろうかと思いますが、こうしたケースでは買取してくれるケースが多いです。
なので汚れや損傷があるからといって諦めるのは勿体ないです。
ただし、毛皮自体の損傷が激しいケースではかなり金額が落ちるケースも多いのですが、程度加減としては査定士の方に見てもらわないと何とも言えませんので、査定に出してみると良いでしょう。
なお、傷が激しい毛皮(毛抜けや変色等)大歓迎とうたっている買取店は多いですが、やはり現実としては、かなり買取金額は落ちます。
ミンク毛皮はフリマアプリやオークションサイトでも高く売れる?
メルカリなどのフリマアプリを利用される方も増えていますが、ミンクの毛皮等は高く売れることもあります。
上手に出品できるのであれば最も高く売れる方法かと思います。
自分で売る場合、撮影、出品作業、梱包発送、やりとり、クレーム対応など広く対応しなければならないのと、プラットフォーム利用料(手数料等)もかかります。
手間やトラブルリスクも計算に入れてどのようにするか選択するといいでしょう。
慣れていないケースではかえって損をすることもあるので注意は必要です。
後は、お持ちのアイテム次第というところもありますが、日本国内だと毛皮の需要は落ちているので、フリマアプリだと売れないということもあります。
買取業者の場合、海外に販路があるので、日本よりも需要のあるところへの流通が可能なことから比較的高く買い取れるということもあります。
ミンクの毛皮買取は税金(確定申告に注意)
基本的に生活用動産などを買取に出しても非課税なので確定申告は不要で、毛皮(衣類)に関しても一般的なものであれば生活用動産と考えられますので確定申告について心配する必要はありません。
ただ、生活用動産と判定されないようなものの場合は買取査定に出した金額いかんでは確定申告が必要になるケースがあります。
一部のブランドのミンクの毛皮のアクセサリー類や貴金属などに関して査定に出すと買取金額が数十万円になるケースもありますが、そうしたものの中には課税対象となるケースもあります。
もっとも、通常であれば気にする必要はありません。
もし高額買取(30万円以上等)が成立するなどしたケースでは気にしておきたいところですが、査定に出した際に査定士の方にこういうのは税金とかかかってくるの?と軽く質問してみても良いでしょう。
日本のバブル時代(昭和)とミンクの毛皮について
歴史的に見ても西洋などにおいては毛皮の歴史は深く、王族などの肖像画などを見るにつけ毛皮をまとっているようなものが多くありますが、時代によっては一種のステータス品として用いられていたようで、西洋では大きな広がりを見せました。
ただ、、日本国内に目を向けると、全くなかったわけではありませんが毛皮文化というのはそれほど無かったようです。
日本で大きく毛皮が広がっていったのはご存じの通りバブル期です。
この当時は多くの女性が毛皮を身にまとい、街中を歩いていました。
そして、その時に最も流行していたのがミンクの毛皮のコートです。
そのため現在でも日本では毛皮というとミンクのコートを思い浮かべる方が非常に多くなっています。
国内においてはこの時代から毛皮をファッションアイテムに取り入れていくのが一般化していったように思います。
そして2000年代に入るとシェアードミンクが流行りましたが、光沢のあるベルベッドのようなところが非常に人気となり1着300万円もするような毛皮のコートがどんどん売れた時代でした。
今でもシェアードミンクは買取市場でも多く見かけます。
このように日本国内でも毛皮が取り入れられていきましたが、昨今は動物愛護団体などの影響やその他環境等に関連した問題も有り、毛皮の需要は世界的にみても落ちてきている状況と言えます。
まだまだ買取の需要はありますが、長い目で見ればなくなっていくことは否定できませんのでそうしたことを念頭にさてに出すかどうか検討してみると良いでしょう。
ミンクの毛皮の買取相場は高く、今でも売りやすい
毛皮のジャンルの中でもミンクはまだ需要が高いことから売りやすいと言えます。
しかし、先ほど記載したように、昨今は社会的な情勢もあり毛皮を使用する人は減少傾向にあり、需要は低下していることから、買取価格も下がっていく可能性があります。
また、着なくなった毛皮をクローゼットの奥にしまいっぱなしという人も増えていますが、劣化すると価値が落ちてしまいます。
そのため、ご自宅に眠っているミンクの毛皮があるようでしたら早めに査定に出しておくと良いかと思いますので、検討してみてはいかがでしょうか。
ミンクなどの毛皮の買取に際しては福ちゃんの買取金額満足度等が高くおすすめですが、その他にも買取店は多数あります。
もし買取店をお探しでしたら、毛皮買取店の紹介比較のページもご覧ください。