コロナ禍ということもあり、結婚式の件数は大きく減少していますが、そうした中でも工夫を凝らし、新しい結婚式の形というものも出て来ています。
オンライン(Web)結婚式、フォトウエディング、アウトドアウエディング、マイクロウエディングなど結婚式のスタイルが多様化してきています。
そのような中において、結婚式の必需品とも言える席次表も新しい形が出てきており、コロナ禍において少数で行う結婚式だからこそペーパーアイテムにこだわりたいという事でオリジナルの手作り席次表にこだわったり、あるいはどうせ身内だけだからということでスマホで見るWebの席次表などを活用する人達も出て来ています。
今回はこの席次表に焦点をあてて最近のトレンドを見ていきたいと思います。
席次表は手作りが安くて良いがこだわりだすと大変なことに
少しでも価格を安く抑えたい。でもせっかくだから思い出に残るしっかりとした席次表を準備したい。
そう思って作り席次表を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
席次表を手作りすることで業者に頼むよりも1部単価で100円以上も安く仕上げられるので、金銭的な節約という意味では効果はかなり高いです。
ただ、以下のような問題があるのでよく考えてから取り組むようにしてください。
失敗すると割高
キットを買ってその通りに作業をしたものの失敗してしまったというケースは多いです。
特に印刷での失敗が多く、上下さかさまに印刷してしまった、インクのシミ汚れが紙の端についてしまって結局やり直す羽目になり割高に、、、などそのトラブルは数知れず。
また、あまりこういう作業になれていない方々の場合、いかにも「手作りしました感(素人感)」が出てしまい、これでいいのだろうか、と悩まれるケースも少なくありません。
手作りで良い思い出を残す人が多い一方で、ご自身が手作りすることに慣れていないケースでは後悔するケースも多いので、よく考えてください。
時間が足りない
働きながら結婚式の準備を行うカップルが大半かと思いますが、手作りの席次表は思いのほか時間がかかります。
徹夜になるケースも多く、宛名書きなどはやってみたら自分の下手さ加減に何度もやりなおすことになる時間が足りなくなったといったトラブルも多いため、己の力量を見極めたうえでどの程度時間が必要かを事前に見積っておきましょう。
個人的に素直に業者に依頼するのがベストだと思います。
席次表は業者に丸投げ
一番多かったのが、やはり業者に丸投げするという方々です。
業者に頼むと確かに単価は高くなりますが、費用対効果を考えると圧倒的に得であるという計算結果になるようです。
何日もかけて自分たちで作れば金額という面では安く仕上がりますが、時間的には何か月も労力をかけることになるので、そういった意味では高くつきます。
もちろんこうした作業が好きで想い出に残る物にしたいということであれば話は別ですが、手作りは公開される方も多いので、本当に良く考えてからやるようにしてください。
また、席次表などのペーパーアイテムは結婚式後も手元に残る物なので、一定以上のクオリティー以上にしたいという方が多いでしょう。
そうした面も含めて、出席ゲストの反応なども想定しながら後悔の無い準備をしてください。
スマホなどのWebで使う席次表は注意が必要
昨今はなんでもかんでもスマホで行う時代になりましたね。
結婚式においては、席次表だけでなく、招待状やご祝儀なんかもオンラインが増えました。
株式会社TAIANなどが展開するWeb招待状とWeb席次表が連動した業界初のサービスのConcept MarryWeb席次表・招待状やLineを用いたWeb席次表のマリーウォールのWeb席次表などがあり、業者によっては結婚式場との連携もあったりするので意外と便利です。
個人的には味気ないなと思ってしまいますが、まあ時代的にも環境的にも悪くないですし、そういうものかなとも思っています。
便利ではあるのですが、結婚式というイベントにおいては注意も必要なので気を付けたいポイントを記載しておきます。
出席者からの評判が良くないことも多い
これはWebの席次表サービスの質が悪いとかそういう意味ではなく、「スマホ使い慣れていない」「結婚式でスマホ使うの、、、」といったイメージによる部分です。
特に年配の方々はあまり良いイメージを持たない傾向にまだあるので、結局紙の席次表と併用せざるを得なくなり、予算も高くついてしまったというケースも少なからず多くあるので事前の注意は必要です。
結婚式は自分たちのためだけにやるのでは無いことも念頭に入れておきましょう。
スマホ故障・電池切れなどアクシデントもある
結婚式は1日中写真撮ったりするので途中で電源きれてしまったりすることもあります。
招待状から席次表、その他の物もWebで共有みたいな形で展開されるケースもありますが、出席者が利用出来なくなるケースも多少想定して準備を進めておくと良いかと思います。
手元に残らない
どの業者のWebの席次表を利用するかにもよるかと思いますが、基本的に期間が終了したら席次表は消えてしまいますので、手元に残りません。
「想い出に残るアイテム」になり難いことに注意は必要です。
席次表にしろ招待状にしろ物として残っているとふとした時に発見して良い話のネタになったりするものです。
結婚式場との連携や席次表以外のその他機能の確認をしておく必要がある
スマホ・Webを用いた席次表や招待状の弱点は何かしら電子的なネットワーク的なトラブルが起きた際に機能しなくなるという問題があります。
この辺りの責任の所在がどうなっているのか、どう対応してくれるのか等は確認しておきましょう。
また、そうならないような仕組みも確認した方が良いです。
結婚式は一生に一度のイベントなので、席次表といった小さな部分で変な躓きをしたくないものです。
また、結婚式場と連携していない席次表サービスも多いのですが、用途によっては式場連携があった方が楽なので、そのあたりも確認しておきましょう。
Webの席次表程度なら実は簡単に自作できる
Webの席次表は実は簡単に自作することができます。
ワードプレスを用いてもいいですし、ペライチなどのWebサイト制作系のツールを用いて簡単に作れてしまいます。
SNS機能(写真共有機能)やご祝儀機能を付けるのは大変ですが、当日利用する席次表程度であれば1日かからずに作れてしまうでしょう。
本流から話がそれるので細かくは記載しませんが、ペーパーアイテムの補足として使う程度であればむしろスマホで見る席次表の方を自作した方が楽だなと思いました。
ただ、確率は低いですが、サーバーがダウンしたりといったトラブルに対応するのは難しいですので、危険性はありますが。
紙の席次表を手作りするの大変なので、手作りするなら逆にWebの席次表の方が簡単なので、そちらを考えても良いかもしれません。
なんだかんだ席次表は業者にお願いする人が多い
一部のこだわりがある方を除いて、結婚式場など各種提携している業者さんにお願いするといったケースが最も多かったです。
席次表に関わらず、映像などに関してもケチった結果後悔した、という先輩花嫁の経験を多数見ているという方も多くいらっしゃり、無理せずに無難に頼むという志向性の方が多い結果となりました。
いずれにせよ、どのような人たちが出席するのか、という部分がかなり大きいですので、家族だけで気楽にやるとかであればそれほど気にする必要はないかもしれません。
紙にせよWebにせよ手作りにせよ結婚式にどういった属性の人が来るのかで判断しましょう。
もっとも、家族だけなら手作りが一番安くて楽ですね。
手作り席次表業者一覧
終わりに、席次表を手作りしたい人向けに業者の一覧をご案内します。
- 株式会社ダイケン(ブレス)
→手作り用席次表のテンプレートも非常に多く無料で公開されているものも多いです。 - 平安堂ウェディング
→席次表・席札・招待状など結婚式のペーパーアイテムの取り扱い商品点数が非常に多いです。ディズニー招待状の品揃えが日本最大級ということなのでディズニー好きにも良いかもしれません。 - ピアリー
→席次表手作りキットと式場依頼の場合との比較などがしっかり説明されており、わかりやすくて良かったです。明瞭でわかりやすいので手作りの方も安心して利用できますね。